おじさんズ峠走@柳沢峠

恒例となったりるさん率いるおじさんズによる峠走に行ってきました。

今回は柳沢峠。 昨年4月に行った上日川峠走でお世話になった塩山駅に8時に到着するため、ファミマでおにぎり2個(赤飯とツナマヨ)買って、早朝5時過ぎの電車に乗って向かいます。

スマホでコース確認などしながら電車に乗ってると部長からLINEが入って、横浜線が止まってるので到着が1時間遅れるとのこと。

ワタシはともかく、今回もスペシャルゲスト(兼 準メンバー)のpetaさんをあのコンビニすらない塩山駅で1時間お待たせするわけには行かないということから、なんなら場所を変えて近くで走ってお茶を濁そうか、的な意見に傾いたのですが、肝心のpetaさんのLINEが既読にならず、電車での熟眠から目覚めて既読になった時には既にだいぶ行っちゃってるということで、じゃ、予定通り塩山で。
となりました。

あえて武田信玄像の前ではなく、反対をむいて写真を撮ってからおもむろにスタート。

 

柳沢峠へのルートは上日川峠へのルートと前半は同じところを走ることになるのですが、不思議なものであまり覚えてなくてびっくりしました。

久しぶりの峠走ということで、珍しく楽しみして参加してるのですが1kmも走ればゲンナリするのが峠走の魅力といえば魅力。

斜度的に大したことなくても下りは一切いないので脚がパンパンになってきます。

季節はシャインマスカット。

沿道の農家は路面販売の準備をしてる最中で、なんなら復路はマスカット買って食べ歩きでもいいんじゃないかなんて思いながら走りましたかね。

結果、そうはならなかったんだけど、サッパリしたシャインマスカットはラン後の水分補給に最適だったんじゃないかと思います。

7km地点の自動販売機前で一旦休憩。

ここまでずーっと最後尾でしたがそんなに離されることもなくついていきました。

ワタシ以上にイトーさんと部長のりるさん(トントン組)がへばってるようでした。

トントンだからでしょうか?心配です。

水分補給+水分排出(オシッコ)したりして、再スタートします。

夏のような日差しはないけど蒸し暑い。

すっかりランパンまで水没してモモに張り付いて気持ち悪いですが、かと言ってイトーさんみたいなスリットの深く入ったやつは履きたくない。

夏こそショートタイツ的なやつの検討をしても良いかもしれないです。

多分、似合うと思う。

上日川峠への分岐地点をスゥーっと通り抜け(ここは唯一覚えてた。ここ入っていくと地獄なんだよなー 汗)ずんずん進みます。

トンネルに入るとヒヤッとするくらい標高も上がってまいりました。

基本、petaさんとメロすけさんが先頭で、イトー、ラマ、りる、がそのどうでもいい順位を変えながら後を追う展開。

峠練なんで勝ち負けとかないんだけど抜かされたくないって気持ちがどっかにあるんですよねー。

とは言ってもわざわざ後ろを振り向くのも大人気ないんでしないんですが、 大きなループ橋を渡るたびにそのRを利用して後ろとの距離を確認して安心したりしてましたね。

最後の休憩の際にこの峠を制覇しているりる部長が言っていた最後のループ橋に差し掛かり、「このループ橋終わればすぐゴール」の言葉を信じて最後の力を振り絞ります。

しかし長い。

わざわざ遠回りさせてるのか(ループ橋だから当たり前)ってくらいぐるーぅ、って廻ります。

なんか後ろのりるさんが近づいてきてる感じも気になります。

さあいよいよ橋も終わりました。

そろそろ峠の茶屋が見えてもいい頃合いのはずがなかなか現れません。

もう脚はさっきのループ橋で売り切れました。

そんなタイミングを見計らってか、後ろから小型のクマが近づいてきたと思ったらりる部長が迫ってきてるではないですか!

得意の「ちょい刺し」にかかってきてるんでしょうか?

野犬のような荒い息遣いがどんどん近づいてきて、幸い噛まれることはなかったのですが、抜き去っていく瞬間顔を見たら少し笑っていてかえって怖くなってしまいました。

まさか仲間に対してちょい刺ししてくるとは。。。

しかも正確なゴール地点を知っているのは本人だけという状況で。

序盤で疲れたふりをしたのも、
汗だくだったのも、
最後尾を走り続けたのも、
横浜線を止めたのも、
全てはこのちょい刺しのためだったのです!

これは「ずっちーなー(織田裕二)」です。

まあ、別の見方をすれば、最近撃沈続きだった彼の自信回復になったのなら良かったと思うわけですが。

ミナルギンDX的な。

 

残念ながら空は曇りがちで富士山は望めませんでしたが、汗で冷えた身体に茶屋の肉とろろうどんは美味しかったです。

バスで帰りますか?的な意見も散見されましたが、2時間以上待つことになるとのことで渋々走って帰ります。

みんなまんぷくでロクに走れない中、流石のpetaさんがガンガン降っていきます。

イトーさん、りるさん、メロすけさん、はもうみんなダメなので、ここはワタシが行くしかありません。

petaさんを一人、再びあのコンビニのない塩山の駅で待たせるわけにはいきません!

ラマは走った。

シャインマスカットにわき目もふらず、走った!

しかし、㌔4をきるスピードで走っても全くpetaさんの影さえ見えてきません。

残り7km地点、往路で休んだ自販機前で待ってるかもという期待も虚しいかなハズレ、 あとは少しでもお待たせしないようにという思いだけで走り続けました。

まさに「走れメロス」的な(いやこんなストーリーじゃなかった?) が、しかし、ゴールの塩山駅についてもpetaさんは見当たらず。

重い脚をひきづりながら駅の階段を上り下りして駅の反対側も探してみたが、不在。

あれー、一本道だから抜かしたはずないのになあ、って思ってるところで何やらLINEが。

 

 

ひゃ??
何これ、ビール?
途中で飲んでんやんけ?
しかもロング缶って、おい!

オウンティも!!

 

初めからへばり気味だったイトーさんも結果、最後まで走り切り みんなでぬるぬる温泉(はだが極端にぬるぬるになる)に入って、 床もぬるぬるなためpetaさんが全裸で盛大にコケるのを目撃して。

いや毎回、最後は楽しい思い出になっちゃうから、半年後とかに案内がくると行きます行きますって言っちゃうんだろうな。

今回も企画・旅の案内などなど、りる部長ありがとうございました。