46kmの大エイドまでなんとか辿り着き、リタイアを申し出るも考え直して再スタートしたまでを書きました。
走れるかもと思って走り始めてはみたものの、5分台のペースで走ってサブ10目標死守、なんてことにはならず、ペースは6〜7分台で。
でも10km限定の気持ちで走ってみると意外と気持ちは前向きで、唯一河原ではない五霞町の街中と言うこともあって楽しんで走れた気がします。
いよいよ大エイドが近づいてきた53km地点付近かな?
終われる安堵感からか、カフェインが効いてきたからなのか、急に身体が軽くなった瞬間があって(と言っても6分台)、ひょっとしてっこのまま完走できるんじゃないか(この辺りがアタマがバグってる証拠w)と考えがよぎりました。
この10kmはその手前の大エイドでみんな足を止めてるからか意外とランナー密度が高く、いろんなランナーを見てるうちに完走にも価値があるんじゃないかって思うようになったのかもしれません。
そしてついに大エイドに戻ってきたのですが、走りながら本当に悩みました。
今来た河川敷を東京方面戻る選択をしたのですが、思い出そうとしてもなぜそうしたのか思い出せません。
右に一歩踏み出せば大エイド(=収容車)、まっすぐ行けばコース(= 残り45km)、と言う地点が来て、その一瞬なぜか右にいかなかっただけ。
そして見慣れた景色に戻ってきた。空と土手。河川敷。
ロングマンの称号を欲しいままにしたメロすけさんからは「最後は気持ちです!」の念仏と共に 「60km」で回復した、との話を耳にタコができるほど聞いていたので、その可能性に希望を託して。
さあ残り45km。。。。
しばらくは変な高揚感で調子良く走っていたのが、やはりアレは幻だったんでしょうね。
脚もお尻もパンパンに張ってるのがわかります。エアサロンパス持って走らなかったことを悔やみます。
ポケットに入れたメダリストを摂取しますが口の中が気持ち悪い甘さで満たされるだけのようでしたね。
幸いなのがエイドの多さで基本2.5km間隔です。
40kmと考えると泣きたくなるのでエイドからエイドを疾走(あくまでも㌔6:30)区間としてエイドはレスト、これを繰り返してたらいつの間にかゴールになるだろうとタカを括り前に進むことだけを考えます。
コースが土手の広い道からすれ違うのがギリギリの細い道に入ってしばらくいったあたりの草むらに何やらあやしい人影が潜んでいて警戒して進んでいたらその人がいきなり身を乗り出して
「うわヤバい!」と思ったのも束の間、
「ナコラマさん!」
「へ??海老蔵さん??」
何故ここに海老蔵さんがいるのか。
なんとワタシのブログを見て応援に来てくれたというではないですか。遠路遥々自転車で。
そしてしばし自転車で先導してくださり。
さっきまでは呼吸も辛かったのに、話をしながらだと逆にラクになるんですね。不思議なもので。Garminをみると久々の6分台前半が出たりして若返った気分になりました。
次のエイドまで先導いただき、颯爽と帰路に疲れた海老蔵さん、ありがとうございました!
それにしてもだいぶ待たせてしまったですよね。ブログではサブ10とか言っちゃってたし💦
さあ、再開しますか。
次はゴールまで