千葉・幕張 Trial Marathonを振り返り

2020年11月21日(土)に開催された千葉・幕張 Trial Marathonを振り返ります。
会場は千葉県の稲毛海浜公園は白い砂浜もヨットハーバーもある海沿いの公園で、秋の終わりにしては気温も高く天気も良いこんな日にはまた〜りするのが正しい過ごし方というこんな場所で、1週5キロの周回コースを8週+2.195km、走ってきました。
9時に号砲、今回は2分間隔の小集団ごとのウェーブスタートで、私は4グループ目の9:06にスタート!コースレイアウト!

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レイアウトを見ながら記憶を呼び覚まそうと試みるも、多くのポイントに覚えがない。
当日までこのレイアウトを眺めて、ヘアピンカーブの多さに辟易していたのだが、実際走ってみてキツかったのは直線後のS字カーブのみ。もちろん走力にもよるけど。
他のヘアピンっぽいカーブも狭くて段差もあり、走りにくいけどそんなにスピードダウンした印象はなかった。

5キロごとのラップ!

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見事なビルドダウン

1周ずつ振り返ろう。

1周目(0〜5km)

スタートから800mほどの直線は道幅も広く走りやすい上に、ありがたき追い風区間
スピードが出るだけにヘアピンが負担に感じるし、折り返し後は当然向かい風になるのが辛いのだが、1周目はそんな気配もなく軽快にかつ、余裕を持ってやり過ごす。
国道側の向かい風区間もこの時点では集団走だったので、それほどの影響は受けずに済んだし、何せ初めて走るコースは楽しくて、周りを見回す余裕を持って走れるのは皆同じですよね?
特に最後の直線に戻るあたりは向かいに海が拓けて最高に気持ち良い。
美しいフォームで颯爽と走る脹脛の綺麗なランナーが少し前にいて、いいペースで走っていたので彼の後をしばらく追走。
ん?
「りょうくん?」
「はい。」
「元気〜?」
りょうくんは元気そうでした。

2周目(6km〜10km)

3週間前の30km走でキロ430で走り切れたのが自信になっちゃてて、なんとなく5km22分30秒が裏の目標みたいになっていたのが結果、最後失速の原因だったのでしょう。
1周目をそのセオリー通りに走れたのをいいことに、22分30秒は○、それ以下は×みたいな悪い思考回路が出来上がってしまったかも。
で、2周目の22分44は実力からすれば出来過ぎなのに×判定をしちゃったんですね。

3周目(11km〜15km)

大体これくらいの距離で歯止めが効かないほどの全能感に満たされるのも毎度のことです。
「獲ったるで!」的な。
実際脚もよく回っていた。
でも、ん?向かい風、強くなってないですか?集団もばらけて、モロに風を受けることも多くなってきた。
ペットボトルのポカリを給水でゲットも、こぼれて手にかかってベトベトになりしばらくいや〜な気分に。
これからの大会、給水はペットボトル形式になるんだろうな〜。

4周目(16km〜20km)

向かい風が強くなったということは、追い風区間にはプラス事項。
この直線は向かい風区間での負債を回収していく区間になる(←この考え方もダメだ)んだけど、この直線、路面を薄く砂が覆っている。
走りにどういう影響があるのかまではわからないけど、海街ランナーさんは慣れたもんなんでしょうかね?
ヘアピンにも砂が溜まっていて滑った人も多かったんではと思います。だいぶ気温が上がってきたような。

5周目(21km〜25km)

アライくん(こちら参照)からゲットした賞味期限切れのモルテンを摂取して気分一心。
さあ、後半戦。まだ脚は大丈夫なのとはウラハラに、残り周回数を数えてゲンナリしだす。
特に向かい風ゾーンの直線を後何回走るんだろうといや〜な気分に。そろそろ周回にも飽きてきた気もする。

6周目(26km〜30km)

気温も上がり、風も強くなってきた。
ヨットハーバーのアナウンスで「風が強くなってきたので〜」的な注意喚起を聞いて、なんか、歩いてもいいかもね。
って関係ないのに思ったりして。
まなパパさんに周回遅れにされたのもこの辺り。
いや〜早い早いって思ってたんだけど、後から聞いたらEペースにしましたって。

7周目(31km〜35km)

メダリストジェル(りんご)を摂取!すぐに効いてほしいがそんなことはまずない。というか効くの?
後12キロ、いつものジョグと変わらん距離じゃん!と言い聞かせながら走る。
というかそれしかない。もはや、早く終わりたいから走ってるだけのような気もしてくる。
メダリストで口がべとついたので次の給水では水をゲットしたかったのだが、無情にも給水台には何もない。
「空」だ。ドーナッツの真ん中だ!
微妙に腹筋が痛くなってきた。そして腰も痛くなってきた。前傾姿勢を保てていないのがわかる。水が売り切れ!気温も高い!汗がアンモニア臭いぞ!

8周目(36km〜40km)

メダリストジェル(コーヒー)を摂取!カフェイン、頼みます。そのために今朝のモーニングコーヒーを控えたんだから。だけどもはや追い風直線区間でもタイムは伸びない。全く負債を回収できない。これが現実か! もはやラップは5分台がデフォルトになった。

40km〜ラスト

残り2kmでゴール。
追い風直線区間でもキロ456。
このごに及んでもどうしてもトイレ行きたくなった、とか止まる言い訳考えてしまう。
池っぽいのを横目に走って、抜けたさきが上りの歩道。
直角に曲がると向かい風区間
もうやだこの向かい風。
完全に罰ゲーム感覚。
皆、囚人感半端ない。
周回コースを少し左に折れてゴール!!

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この砂はオーストラリアから搬んだんだってよ

 

ゴール後

普通のレースには必ずいるニッパーを持ってチップをシューズから外してくれる係、の人がこの大会はおらずセルフ外し。
大した作業じゃないのに、脚が攣りそうでおかしくなる。
まなパパさんに見つけてもらい少し談笑。
PB更新にお褒めの言葉をいただき鼻高々(笑)
広い芝生でもらったポカリを飲みつつストレッチなどして、まちゃ郎様一行とお話ししながら駐車場へ向かう。

コロナ禍で感染者数も増えているこのタイミングで開催してくれた運営には本当に感謝です。
気温が高くて給水のペットボトルが不足してしまったのは問題ありですが、コース上のスタッフの数も多く、一般の公園を走ってる割にトラブルも少なかったように思います。
以上、千葉・幕張 Trial Marathonのレースレポでした!